東京都市大学 等々力中学校・高等学校同窓会

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大倉山高校からの先生紹介 その⑦森先生

 森 延生(のぶお)先生を紹介します。

 教科は英語です。
 出身は横浜市本牧で、ご結婚後相模原で新居を構えその後、平成元年から横浜に戻られ泉区にお住まいです。

 大学紛争の真っ最中で、偶然英語のみの入学試験となり、楽々合格(先生は運よく合格、と謙遜なさっています)されました。
 実質の大学生活は3年間でした。
 4年生の時に塾講師の採用が決まりましたが、最終的には東横学園大倉山高校の専任教師に採用され、35年間勤務されました。
 
 今年度は英語留学コースの高校1年と3年、高校2年、中学1年を担当されています。
 クラブ活動の顧問は、大倉山から引き続きバドミントンをされ、奥様お手製のブルーの鉢巻がトレードマークになっているそうです。

 バドミントンは顧問の他に学校外でもなさり、相模原の市民大会に出場されたり、泉区の区民大会に姪の方と混合ダブルスで出場なさっています。

 趣味は鉄道模型です。
 ドイツのメルクリン社製の大ファンで、線路幅の一番狭いZゲージがお気に入りと聞きました。
 長期の休暇には電車基地から機関車、車両、そのほか鉄道アイテムを出して部屋中に並べて色々なレイアウトで線路をつなぎ、一日眺めて楽しむという熱の入りようで言わばマニアと言えます。
 しかし、マニアも奥様にはかないません。面倒な片付けも一喝される前にやってしまいます。

 微笑ましい家庭内の力関係がチラリと見えます。

 さて、研究熱心な英語教師としましては、日本の英語教科書に掲載されていた写真が余りにも古いのが許せず、ご自分が実際にヨーロッパへ行き、写真をスライドにして、生徒に見せようと考えました。
 これがヨーロッパ行きの始まりです。

 また 夏休み中にホームステイをして英語を母国語とする国と母国語でない国の小・中・高校を訪問し、英語の授業を何回も見学されています。
 ドイツやスイスでは英語の授業を英語で指導しているそうですが、日本の英語教育だけが、日本語でなされているのをご自分の目で確認されました。
 なんと素晴らしい行動力でしょう。
 今年もヨーロッパ各地から「夏休みにこちらに来ますか?」とメールが来ることでしょう。

 以前、冬季オリンピック開催地のサンモリッツでサンモリッツ市長夫妻と散策と会食を楽しまれたそうです。
 国際人でおられますネ!

 学校外の活動としまして15年間、ステップ英語検定試験(3級、準2級、2級)に関わっておられ、現在に至ります。
 そして新英語研究会神奈川支部に所属なさり、今までに研究会で英語実践を4回発表された他、雑誌「新英語教育」にそのレポートが掲載されました。

 定年退職後は奥様と長期間スイスで過ごされる事を楽しみにされつつ、明るい性格を大いに発揮され、楽しい授業をして下さる、とお話くださいました。

 これからの日本の英語教育の進歩が楽しみです。