東京都市大学 等々力中学校・高等学校同窓会

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長年勤務されている先生シリーズ④ 英語の小金井静枝先生

 本日は小金井静枝先生を紹介させて頂きます。
 本校へ赴任されたのは、昭和60年です。

 大学を卒業されてから公立中学に勤務なさっていましたが、子育て中は家事に専念されていました。
 40歳前後に子育てを済まされ、約1年間をかけて大学受験問題集を編集した後教職に復帰されました。

 小金井先生の母校は横浜の公立高校で岡田正太郎先生の教え子でした。
 東横学園中高の校長をされていた岡田正太郎先生から白羽の矢が発ったのです。

 大学は薬学志望でしたが、浪人はご家庭で認められずに一時は大学進学を諦めました。
 しかし高校3年の英語の先生から薬学に拘らなくて良いのでは、と英文学への道を勧められました。元々読書好きでいらしたので進路変更をされ、見事大学の人文学部英文学科に合格されました。得意分野は19世紀のイギリスの詩です。
 大学はコジンマリしており英文学科はたった6名でした。
 仏文やロシア文学などの文学学科のほかに人文学部には哲学、心理学、教育学などの人文科学科がありましたが、全体でも38名という少数学部でした。
 学部の学生は少数でしたが、大学院生は人数が多かったそうです。
 また私立大学の卒業生が3年から編入して来たそうです。

 学生時代は演劇部で活動されました。高校生の時には演劇部を立ち上げる程の熱の入れ様で、大学でも続けられたわけです。現在も年に一度は大好きな観劇をなさっています。
 サークルはテニス部に所属されました。
 そして夜まで続く講義の空き時間には田園調布くらいの距離まで、家庭教師のアルバイトをされていたそうです。

 現在ペットはいませんが、今までにボブと言う名前のシェルティーを2回飼っていました。
 2頭めのボブが死んで横浜のお寺に骨を預かって貰いましたが、寂しさの余り家に引き取ったそうです。
 すると間もなくお寺が火事になり、運よくボブの骨は焼かれずにすみました。
 ボブが家族を愛していて「骨を引き取って頂戴。」と言う気持ちが伝わったのでしょう。
 
 趣味は手芸とガーデニングです。
 和裁、編み物、刺繍などプロも顔負けの腕前です。
 そしてガーデニングも剪定と手入れが難しいとされるシャクナゲを美しく咲かせる技をお持ちです。
 さそ綺麗なお庭の事でしょう。